About

イラスト:高井亮

イメージシネマについて

現実世界を忘れ、目を閉じて作品の世界に没頭する--。
その作品の中に映し出されているのは、あなたが望んでいる世界。
そんな新たなエンターテインメントの形が「イメージシネマ」です。

◆もう一つのスクリーン

私たちは二つのスクリーンを持っています。
一つは「視界」です。
私たちは、外からの情報のほとんどをこのスクリーンから得ています。
もう一つのスクリーンは、「イメージ」です。これは私たちの心の中に存在し、蟻のように小さなものから、大きなものなら宇宙全体までも表現することができます。
あなたが望むなら、大富豪にも一文無しにも、王様にも奴隷にも、幸福にも不幸にもなることができるでしょう。
何でも描ける「魔法のスクリーン」なのです。
私たちが提供する「イメージシネマ」は、この二つ目のスクリーン、「イメージ」を活用します。

◆主人公になったかのような感覚

「イメージシネマ」が従来の映画やドラマとどう違うのか。
それは、【主人公の姿を見ることができるのは“鏡”の中だけ】という点です。
映画やドラマでは、主人公の姿を映すカメラがありますが、イメージシネマでは、主人公の瞳の中に小型カメラが取り付けられていると考えてください。
ですから、腕や足など体の一部などを除いて、主人公の姿はカメラには映りません。
主人公の姿を確認できるのは、唯一、鏡を覗いたときだけです。
この仕組みによって、自分の身体を動かし、自分が直接キャラクターたちと会話をしているような感覚を味わうことができます。
この感覚を使った楽しみ方は3通りあります。

① 視聴者として
主人公目線で作品を見てはいるものの、それ以上の参加はしません。従来の映像作品のように、一視聴者として楽しむスタンスです。主人公の心の声まで聴くことができるのが面白いところです。

② 俳優のように
シナリオを読み込み、全体の流れを把握することができたら、心の中で主人公を演じてみましょう。俳優になったような気分を味わうことができます。

③ 主人公になりきって
主人公をキャラクターとして気に入ったら、「なりきり」を楽しんでください。主人公の感情や痛みまで共有できる気分になるでしょう。

◆あなたのイマジネーションを刺激する作品たち

イメージシネマが提供するのは、作品のヒントや材料です。朗読を通じてあなたに連想してもらうという手法を取っているので、最終的に作品を完成させるのは、あなたのイマジネーションです。ですから、イメージをせずにただ作品を聞き流すと、暗号のように思えるかもしれません。映画館へ行ったのにそのスクリーンには何も映らず、音しか流れていない状態のように。
「イマジネーションに自信がない…」という方も、一度体験してみてください。私たちが最も大切にしているのは、あなたの持つイメージというスクリーンに浮かぶ作品作りです。ですからきっと楽しんでいただけるはずです。
作品を見終えたら、教えてください。あなたのスクリーンに物語が浮かびましたか。「カレーをたべよう」では、喫茶店のようなカレー店で軽快なジャズを聴きながらカレーを食べるシーンが浮かびましたか。「ロミオ目線のストーリー」では、夜中にキャピュレット邸のバルコニーにたたずむジュリエットの姿が浮かびましたか。「ジュリエット目線のストーリー」では、あなたに愛をささやくロミオの姿が、あなたの心のスクリーンに浮かんだでしょうか。

◆イメージシネマの楽しみ方

イメージシネマは、【設定】【イラスト】【朗読劇本編】の三つから構成されています。

【設定】
物語が始まる直前までの、主人公の知識や人間関係を説明したものです。
朗読劇本編では、この設定を把握していることを前提として進行します。

【イラスト】
主人公が劇中、及び直前に目にするシーンをイラストにしたものです。
主人公が身に着けている小物を描くこともあります。
例外的に、主人公を含めたシーン全体を客観的に描いたものもあります。
また、映画で言うところの予告編的な役割も果たします。

【朗読劇本編】
声優による朗読劇。基本的に、声優一人で読み進めています。
ヘッドフォンを使って、目を閉じて聴いてください。
まず、ソファーなどに腰かけて楽な姿勢をとってください。
できれば、携帯電話の電源は切ってください。
お好みの作品を選んだら、必ずヘッドフォンを使い、目を閉じてお聴きください。
イメージシネマは、他にはない新しいエンターテインメントです。主人公目線の朗読劇を、どうぞ全身でお楽しみください。